








・ 【てんとう虫スツール】に必要な木材を木取り。
((前日))
必要な長さにカットし、幅と厚みをプレナー(自動鉋)で仕上げる。作業はとりあえずここまで、加工は翌日に。職人の朝は早い、7時出勤。
前日に終わらせておいた材料を仕上げ寸法で長さをカット。製品の良し悪しを決めてしまう作業のためおろそかにはできない。寸法を測っている定規はヨーロッパで見つけた折りたたみの優れもの。「ほぞ組接ぎ」と呼ばれる組接ぎを使用しているため、角のみで穴を開ける。 正確に組み立てが出来るように寸法の確認を怠るわけにはいかない。
この凹凸の出来・不出来によっては組み立てた時によじれたり、或いは壊れる原因となる。

・貫の加工 14時
【てんとう虫スツール】を「子供が愉しくハグ出来るための穴」をボール盤で下穴をあける。
この部分はデザインする際に子供が持ちやすいように配慮した。そんな子供を思う気持ちが『グットデザインしずおか2005年』奨励賞受賞につながったのかも知れない。そばでみていて、木を削っているときにほんのり楓の木の香りがして心地よい。
・15時の休憩
15時の小休止をはさんだ後、ようやく組み立てが出来るように、上の写真の「子供が愉しくハグ出来るための穴」とは、この写真の中央にある細長い楕円のあなのことで、子供の手のサイズに合うように設計されている。
接着剤は環境や人に優しい自然のものを使用。たっぷりの接着剤でプレスに掛ける。このたっぷりの接着剤、実は拭き取りするのに手間がかかるが安全で長持ちする商品を作るためには、・・これくらいの苦労は惜しまない。
・脚の組み立て、座の加工
プレスしたものを接着剤が固まるまでしばらく休ませている間に、てんとう虫の顔(この部分は朱里桜を使用)や、座の加工を済ませておく。てんとう虫のかわいい顔や、星の部分が形として現れるまでは、まだまだ・・・。
ここまでの作業を一人で行なっているため、少々時間が掛かる。
てんとう虫のかわいい目を作るため、穴を開ける。一見、これからどんな作業が行なわれるのだろうとワクワクする。
顔が引き立つよう、また面白みを出すため色も質も違う朱里桜を使用・・・そんな風に見える。(注:これは撮影者の勝手な判断)
てんとう虫のかわいい顔の部分が完成。これだけ見ていると、てんとう虫ではなく、「カニ」の顔に見える・・・
職人は明日行なう作業の確認などをし、ひとまず今日の仕事を終了。